創業当時は明治の文明開化により鉄道、自動車、電話といった都市インフラが輸入され、東京箱根間の交通が至極便利になりはじめた頃、近い将来箱根山を越えて、芦ノ湖畔が今後大いに開発されるであろうと予想し、湖畔の宿泊施設が今後富士屋ホテル(明治11年創業)の有力な競争相手となることを察知した3代目社長山口正造は、一大計画でその地にあった「はふや」を買収し、箱根ホテル株式会社を設立しました。
この「はふや」は江戸時代からある宿で諸国大名が参勤交代のため江戸とお国表とを従来した頃、すなわち箱根が「箱根関所」として栄えた頃に設立した宿でした。買収後直ちに改築に取り掛かり、1923年(大正12年)6月15日開業しました。
山口正造を魅了した100年前の景色は今でも箱根ホテルの最大の魅力となっております。
芦ノ湖と富士山をデザインしロゴを作成しました。2023年4月より「100周年記念イヤー」として、さまざまな企画をご用意しております。