私は入社してから7年間、富士屋ホテルズ＆リゾーツの富士ビューホテルに勤務していました。2020年7月の富士屋ホテルリニューアルオープンを機に、宮ノ下でゲストサービスのリーダーを務めることに。お客様がご到着されたらまずお出迎えをし、お車をお預かりしてお部屋にご案内するまでが私の仕事です。高校の修学旅行でヨーロッパのホテルマンの立ち振る舞いに「かっこいい！」と憧れて以来、ずっとやりたいと思っていたのがこの仕事。念願が叶い、今はドキドキ半分、ハラハラ半分といった気持ちです。
ゲストサービス係は、「これからどんな旅行になるだろう」とワクワクしながらやってくるお客様が最初に接するホテルスタッフです。その気持ちを裏切らず、ワクワク度をさらに高めて素敵な思い出づくりをお手伝いできるように努めたいと思っています。お客様の安全にも気を配り、館内で危ない箇所はないか、足元は滑りにくくないかなど、常に注視しながらご案内するのも大切な点です。

仕事で最もやりがいを感じるのは、お客様一人ひとりに合ったサービスを見つけ、おもてなしができた時です。マニュアル通りのやり方では発見できないご要望やお困り事に気づき、それをお客様が本当に望んでいるのか、お手伝いが必要か、きちんとお伺いしながらご対応しています。親しすぎず遠すぎず、お客様との適切な距離感を掴むまでは経験が必要ですが、私の場合は基本的な仕事をマスターしたころから自然な気配りができるようになりました。
入社4年目の時に、当時私が勤務していた富士ビューホテルに両親を招待しました。両親に対して「これまで面倒を見てくれたお礼に」という気持ちが芽生えたのは、やっと一人前になったという自信が芽生えたからだと思います。ここ宮ノ下の富士屋ホテルにも、いつか両親を呼びたいと思っています。